あなたのキャッチコピーの良し悪しを判断する5つのチェックポイント

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From:橋本公平 (大阪の事務所より)

キャッチコピー

ホームページや広告には必ずキャッチコピーというものが必要になります。

キャッチコピーの目的はその名の通り「キャッチする」こと。見込み客の意識をつかまえて興味をもってもらえば、その先も読んでもらえます。多くのホームページはこのキャッチができず、中身を読んでもらえなくてクリック率や直帰率の低下に悩んでいます。

その大きな要因のひとつは「ホームページ=デザイン」と考えていることです。モノやサービスを売るには言葉は必ず必要になります。言葉がないと、その商品がどうお客さんにとって良いのか、なぜ買う必要があるのかを説明できません(もちろんデザインも重要ですよ)。

ちょっと話がそれましたが、成約がうまくいかないホームページの多くは、(デザインよりも)言葉に問題、もしくは言葉不足があることが多いです。デザイン内容はまったく変えていないのに、キャッチコピーを変えただけでコンバージョンが上がったケースもありますよ。

で、キャッチコピーを書いてはみたものの、それが果たして良いのか悪いのか分からなかったりします。本来は市場に出してみて反応を見るのが正解ですが、ある適度出す前に判断できれば失敗をなるべく避けられますよね。

今日はその良し悪しを判断する5つのチェックポイントを紹介します。
ではいってみましょう!

ベネフィット(顧客の利益)が入っているか

お客さんはあなたの商品にあまり興味はありません。興味があるのは自分のことだけ。その商品が自分にどう利益をもたらしてくれるのか、に興味があります。砕けて言うと、お客さんは「で、私はどうなるの?」を知りたいわけです。

コピーの世界では「Meメッセージ」から「Youメッセージ」に変換せよ!と言われます。「私はひどい肩こりを治します」は自分視点ですね。それをYouメッセージに変換すると「あなたはひどい肩こりからすぐに開放されます」となります。この違い分かりますか?「で、私はどうなるの?」の回答になってますよね。

このようにYou(お客さん)を基点にすると、ベネフィット(顧客の利益)を見つけやすくなります。

例)カメラ

  • 1秒間に12コマの撮影が可能な連写モード!
  • 一瞬のタイミングを逃さずに、お子さまのベストショットを撮影できます

これはキャッチコピーに限らず、小見出しや本文にも使えます。「で、どうなるの?」を意識してみてください。
お客さんの心のベクトルは「じぶん・じぶん・じぶん」。←これ重要です。

特定の見込み客をターゲティングしているか

現代人の1日に受ける情報量は江戸時代の1年分と言われるほど、ぼくたちは情報シャワーを浴びています。ひとつひとつ吟味していたら、脳みそがパンクしちゃう。そんな状況でメッセージを読んでもらうには、「自分のためのもの」だと感じてもらう必要がありますね。

なので「あなたのための商品ですよ!」とはっきり主張しないと気づいてもらえません。「自分ごと」として気づいてもらうには、ターゲットをはっきりすることが重要です。ポイントはターゲット情報を具体的にできるかです。

例)治療院

  • 痩せたい人へ
  • 1年前の出産で体型を気にしている南堀江のお母さんへ

こちらのほうが具体的ですよね。ピンポイントな文言があると目を留めてくれる人が増えます。

今すぐ続きを読みたいと思わせてるか

そのキャッチコピーを見て、今すぐ続きを見たいと思ってもらえるかが大切です。ブログやソーシャル系記事は、タイトルの良し悪しが60%を決めるとも言われてます。

例)

  • 赤ちゃんの夜泣きクセを1度で簡単に治す方法
  • 新しい患者が絶え間なく来院する20のポイント
  • リーダーシップについて書かれた本は多いのに、なぜリーダーがこんなに少ないのか?

「〜の方法」「〜のポイント」「なぜ、◯◯は◯◯なのか?」「〜とは?」はよく使われますね。この記事タイトルも「〜のポイント」にしています。頻繁に使われる単語ですが、それだけ説得力がある証拠です。この単純明快なキャッチはどんな商品にも使えます。

グノシーの人気記事ランキングを見ると、ついついクリックしたくなるタイトルが多いですね。「『器小さっ!』と思う男の行動1位」とか(笑)

超具体的か

漠然とした話を聞いても、お客さんの心には響きません。「地域ナンバー1の安心!」と聞いて「安心できるぅ!」と感じる人はいますか?「脅威の」「究極の」と表現しても、お客さんは本気にしてくれませんよね。

文章は具体的であればあるほど説得力が増します。いちばん簡単なのが数字の挿入です。「多くのお客様」より「1年間で32,500人のお客様」と書いたほうがスゴそうに見えませか。しかも信憑性も出てきます。

曖昧さを判断するには、書いたコピーを見て「具体的には?」「根拠は?」「いつ?」などと深堀りすると見つけやすくなります。

例)英語

  • TOEICの点数が大幅にアップします。
  • 1日1時間の勉強で、3ヶ月後にはTOEICが平均150点アップします。

数字が4つも入っていて具体的です。ベネフィットも入っていてイメージが湧きやすいですね。

類似商品にはない何かを感じさせてるか

人と同じことを言うよりは、違うことを言ったほうが目立つし印象に残ります。他社が提供していなくて自社ができているものがあれば、それはそのままアピールポイントになりますよね。コピーライティングの世界ではこれを「ユニーク」と言いますが、「他とちょっと違うかも」という印象のことです。

例)

  • わずか20分!静かに手足を動かすだけで、身体がととのう不思議な整体法
  • 英語のたった5%を学ぶだけで、英語がびっくりするほど上達する英語最速上達法

5つをチェックするのがめんどくさい?ならこの方法はどう?

以上5つのポイントを説明しましたが、5つすべてをキャッチに入れる必要はありません。というか無理です。最初はどれかひとつでも意識して考えてください。チェックするのがめんどくさい人は、もっと簡単な方法があります。
それは、、、

文の最後に社名を入れても通用するか?

書いた文章の後ろに「by ライバル社名」を入れてください。それでも通用してしまうならコピーがよくない証拠です。

あなたの健康に寄りそう薬局でありたい by ライバル薬局

そのまま通用してしまいますね。ライバルでも言えてしまうのは、良くないコピーです。これはライバルには言えないよな!というところまで、5つのポイントを参考に頑張って考えてみてください。

あ、結局チェックしないといけませんね!

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